Le gris パリの曇り空

フランス人、おいしいもの、きれいなものを記録。

多嚢胞卵巣症候群(PCOS)でも自然妊娠できた話

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なにやら今回はやたら漢字の多いとっつきにくそうなタイトルになってしまいました。

 

実はわたくしNAOMIはこのやたら長い病名に悩んでいました。

だから実際こんなに早く子供を授かることができるなんて思ってもみなかったんです。

 

20代後半で発覚した排卵障害

NAOMIは昔から一度も毎月正確に生理がきたことがなく、生理の間隔が2・3ヶ月空くのはあたりまえ。

でも最初っからそんなもんだから若い頃はあまり気にしていなかったし、むしろ楽チンとか思ってました。

 

20代後半に入り、結婚とか意識しだす年齢になってからやっと、一度診てもらおうと婦人科に行き、

そこでまさかの「多嚢胞卵巣症候群」という排卵障害があることが発覚。

 

ネックレスサインという、排卵されず卵巣に溜まっていく自分の卵子の写真も見せられました。(連なった卵子がネックレスに見えることからそう呼ばれているそう)

 

とにかくその診断結果がすごくショックで、怖くなったのを今でもよく覚えています。

ネットで調べたらズラーっと並ぶ”不妊”の文字が目に飛び込んできて。

特に子供が欲しいと思ったことなかったけど、できないかもと思うとすごく不安になり焦りました。

 

治療のためにピルを服用したり、高い漢方を飲んだり、食生活を見直したりジムに通ったり、、いろいろ試したけど、生理不順は一向によくならない。

もし自分が子供が欲しいとなった時は不妊治療が必要なんだと覚悟していました。 

発覚後間もなく今の夫と出会い、仕事を辞めて渡仏。

とにかく優しい夫の存在には支えられました。信頼できる人がいるだけでこんなに精神的に楽になるものなんだと。

 

不思議なことにこちらにきて数ヶ月たった頃、さすがに生理不順までは治りませんでしたが、他の独身時代にいろいろ抱えていた体調不良が消えていることに気づきました。

-偏頭痛 -ヒステリー球 -数ヶ月おきにかかっていた扁桃炎

-胃炎(これは妊娠してまたぶり返しましたが^^;)

特にびっくりしたのは、長年悩んでいた冷え性がこっちにきてから治っちゃったこと!

フランスのゆる〜い時間の流れ方 

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婦人科の先生が

「この病気は現代社会で男性と肩を並べて働く女性に多い」

って言っていたのを覚えています。

(実際男性と張り合えるほど有能ではなかったですが 笑)

 

今振り返ると、あの時は仕事ですごいストレスを抱えていて、全てに余裕がなかった時期でした。

それでもその時自分には仕事しかなかったし、必死にすがりついてたように思います。

 

こっちに来てからはあの日本での生活が嘘のように時間がゆっくり流れています。

お昼を食べたら少しお昼寝をして。目が覚めたら散歩したり、本を読んだり。

マイペースなフランス人をみていると、あぁ、私もこれぐらいでいいんだ。。と思わせてくれたり 笑

同棲8ヶ月で自然妊娠

 

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夫にも前々からこのことは話していたので、結婚式が終わったら本格的に婦人科に行こうと話をしていました。 そしたらまさかの結婚式の直後に妊娠発覚。

もう喜びというか。びっくり

 

フランスに来てからも相変わらず生理は2ヶ月に一回しかなかったけど、だからこそ、タイミング法でもなく今回授かれたのはすごい確率だって看護師の友達に言われました。

 

もし今同じ病気で不妊に悩んでる人がいたら、私は自然に妊娠できたし、今は排卵誘発剤などのタイミング法で授かった方も多くいらっしゃいます。(元となる卵はめちゃくちゃあるわけですから!)

結局自分の場合、具体的に何が良かったのかはっきりしてないので、なんの参考にもならないかもしれないですが、こういうケースもあるよってことで今回書かせてもらいました。

 

少しでも誰かの励みになれば幸いです。
 

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